誰しも必ず不安な気持ちになることってあると思う。漫然とした不安という感情を知らない頭の中お花畑人間は、もはやちょっと嫌いだ。
将来のお金の心配、今の恋人に捨てられてしまうかもしれない心配、今の会社で出世できるかという心配、お子さんの心配など人それぞれ不安は尽きないはず。
かくいう僕も小さいときから心配性だった自覚があるし、今でも不安な気持ちに襲われることも多い。
でもどれだけ心配したとしても、その心配が自分を悪い結果や恐怖から守ってくれることはない。
大切なのは心配や不安といったネガティブ感情に自分がどう向き合い、迅速に自分で「機嫌がいい」状態にできるかどうか。
そこで今回はメンタルの弱い僕がどうやって日々の不安を退治しているか、本で学んだこと+アルファ実際の生活で取り入れてることを織り交ぜて記す。
(参考文献☟)
脳の任務は幸せを感じることではなく生き延びること
まず、「なんで自分の脳みそはこんなにもネガティブなことを次々と考えたり、不安な気持ちをたくさん発生させてくるんだ?」
こう思ったことってない?
僕は大抵、夜の時間帯にそういったモードになることが多い。
大なり小なり人それぞれだとは思うんだけど、結論、自分の脳とか気持ちとかへの「捉え方を変えていく」のが今回1番伝えたい内容。
僕たち人間の脳は、生き延びるために重要だと思う記憶を優先的に保存してる。例えば、脅威や危険に関連した記憶など。人間は脅威や危険を感じると、強い感情が湧く。
強い感情が湧く=「生き延びるために重要な情報だ」というシグナルになる。
強い感情を伴うトラウマ体験のような怖い記憶ってのは、扁桃体が強く反応したものだから、記憶しておく優先度が高いと脳みそは判断する。(扁桃体は簡単にいうと危険とか恐怖とか不安とかネガティブな感情に関わってる脳の部位)
そこでなんだけど、怖い記憶とか不安な気持ちとかって普通は消えてほしいよね?でも、そういった人間が忘れたい記憶というのは、人間の感情&気持ち的には消したいかつ今はちっとも重要じゃないのに、
脳にとっては何よりも優先すべき「重要な記憶」ってことになるんだ。
ちなみにメンタルが不調な人は扁桃体が過剰に反応してしまっていて、そういう人や恐怖とか不安を感じやすい人に対して、自分の脳みそ様が
「死んじゃダメだ!生き延びろ!」と指令を出しているようなものでもあるんだ。
脳は死の危険性、リスクを多少なりとも感じて、僕たちに不安や心配、恐怖といったネガティブ感情を発生させ生き延びるように協力してくれている。
そう考えると自分の脳みそも結構素敵かも💓って少しは思えないかい?
それが、脳の任務は幸せを感じることではなく生き延びることにある。ということ。「幸せを感じにくいんです」って人は、そもそも人間の脳みその任務は、はなから目的が違うと理解することに尽きる。
脳の見地から捉えた不安とは?
上で、脳の任務は幸せを感じることではなく生き延びることだと長々と話した。ごぺんなさい。似たような話になるが、脳は現実をありのままには見せてくれない。
生き延びるために必要な形でしか任務を全うしようとしない。だからあなたの脳が世界を暗鬱に、脅威、不安だらけに見せるからといって、あなたの「神経が弱い」わけじゃない。
そうではなくて、やるべきことをやっている「強い脳」を持っていると捉えよう。
不安が強い人=「強い脳」を持っているんだ。
「〇〇さんって心配性すぎるしネガティブな人だよね」
そんな言葉には1ミリも耳を傾けなくていい。脳の見地からすると、不安が強いのは脳が普通の人よりも強く働きすぎているのだから。
不安を騙すテクニック
考え方とか捉え方を変える。そうは言っても実際に不安な気持ちに苛まれてる時はそれどころじゃない。あのなんとも言えない、自分の脳みそを自分で制御できない感じというか。
ポケモンでいう「めのまえがまっくらになった」状態というかなんというか。とにかくやな感じ。そんな状況で
「うん。自分の脳みそは強く働いてくれている。よくやってくれているぞ。120点だ。」
なんて考えられるか!考えられてもその場しのぎになるかもわかんないよ!
そんな声が画面の向こうから聞こえてきたので、科学的に効果アリの不安を騙すテクニックを2つ紹介する。
ポイントしては2点。1つはいかにして自律神経を整えるか。もう1つは扁桃体を落ち着かせることができるか。
自律神経に関して全然分からない!という人は、
このどちらかを見て学んでみてほしい。というわけで不安を騙すテクニック2つ。
テクニック①呼吸
みんな無意識下で勝手に呼吸してるよね。ちなみに僕の父親は太っていて夜はいびきをかき、睡眠中という極限の無意識下で呼吸をしていない。今はどうか分からないけど。
呼吸のパワーは絶大で、理由としては交感神経と副交感神経のバランスに影響を与えるから。息を吸い込むと交感神経が少し活発になり、息を吐くと副交感神経が少し活発になる。
不安に襲われてる時って、とてもじゃないけどリラックスできてる状態とは言えないよね。そういう時は交感神経がガンガンガンギマリのギンギンマルなんだ。
だから副交感神経を活発にする努力をしよう。そうすればだんだん落ち着いてくる。これは僕も実践してみてて、効果てきめん僕イケメンやっふーいって感じた。
具体的には、不安が迫ってくるのを感じたら、数分間何度か深く落ち着いた呼吸を繰り返すのがいい。ポイントは吐く息が吸う息よりも長くなるように。
目安としては4秒かけて吸い、6秒かけて吐く。
スーーーー。ハーーーーーーーーーーーーーって感じね。
テクニック②辛さを言葉にする
最初の方の内容でも話したけど、メンタルが不調な人とか不安が強い人というのは扁桃体が過剰に反応してしまってるわけだから、どうにかして扁桃体を落ち着かせる必要がある。
①の呼吸をやった上で、この②もやってもらいたい。辛さを言葉にするのがなぜ良いかというと、簡単な流れとしては
- 感じていることを言葉にして喋る
- 言葉にして喋ることで前頭葉の前頭前野が活発になる
- 前頭葉が活発になると扁桃体をグンと落ち着かせる効果がある
- 扁桃体が落ち着くと感情を調整でき、不安な気持ちが減っていく
こういう理屈。なるべく細かなニュアンスで、自分が感じてることを言葉にする練習をしてみよう。自分の感情をうまく描写できるほど、感情に流されるのではなく、外から眺めることが得意になる。
その他の対処法
上の①、②をやった上で、物足りない人は自分なりの対処法を付け加えてみてくれ。
僕なりのルーティンも少しだけ記す。
①サウナ
サウナ。これはたった30分〜1hなのに、本当に不思議なくらい不安やネガティブ感情がどっかへ行く。
整ってる時に魂が宇宙と繋がり、掃除機がほこりを吸うように不安とネガティブを吸い取ってくれる。そんな感じ。ほぼ毎日行ってる。
この『医者が教えるサウナの教科書』って本がきっかけだったから、物好きな人はぜひ読んでみてくれ。
②ハーブティ
ハーブティはいろんな種類があるから自分の状況や求めたい効用次第でお気に入りを見つけてみてくれ。僕は無印のカモミールティを定期的に溜め買いして、夜に飲んでる。
カモミールは副交感神経に働きかけてくれるから、リラックス効果を実感できると思う。あとは、入眠を良くしてくれる作用もあるから入眠が苦手な僕には一石二鳥でたまらなくナイスな飲み物。
↑このカモミール&オレンジピールってやつが飲みやすいし個人的にはおすすめ。
③寝逃げ(睡眠導入剤)
これは最強の必殺技。今はかなり体調の良さを感じてるんだけど、定期的に全てがどうでも良くなって死にたくなる時が来るんだよなあ。
まるで地震のように定期的に。共感してくれる人がもしいたら、そういう人の過半数ぐらい?はもうこの戦法を使ってるはず。
本当に意識が生きている状況から意識が死んでる状況にふっ飛ばせるのは使い勝手がいい。まじで死んだらおしまいだからのぉ。
けど本当に辛かったら全然踏み切ってもいいんじゃないか?とも思う。他の人の生死を、他の人がとやかく決めつけて喋っていい理由というか筋合いはない。
毎日辛い思いをしてる人の気持ちは、僕なりにだけど骨身に染みて分かってるつもり。一応昔TMS治療やったこともあるので。でも特に効果はなかった。9割プラシーボ。
そしてできることならメンタルの悩みを抱えてる人を救いたいというのは紛れもない本心で、発信をしてる。
だから僕は僕で悩んでる人の役に立てるような話ができるように頑張るし、悩んでる人のための人生の轍を僕なりにではあるけど作りたい。
辛い人は全てを先延ばしにしてもう少しだけ休むことに専念してみてね。朝起きたら寝る前のモードではなくなってることも多いと思うし。
というわけで、不安が強くても神経が弱いわけでも頭がおかしいわけでもなく、強い脳を持っているんだと自覚していこう。
人生は、心が作る。
なんのために生きるのかを考える時、人は落ち込んでいるもんなんだ。そういうことを考えだしたり、不安に押しつぶされそうになった時は
「呼吸」「辛さを言葉にする」「サウナ」「ハーブティ」「寝逃げ」
これ全部やってみてくれ。きっと少しばかり苦しみは軽減されるはずなんだから!
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参考文献
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