他人の気持ちを考えすぎてしまう。気を遣い過ぎてしまう。一定以上の音量を超えた雑音にはめっぽう弱い。常に頭が稼働している。考えなくてもいいようなこと考えてるよねと言われる。
細かいことによく気が付く。人と会うことでどっと疲れてしまう。自分を責めてしまう。生きづらい性格。挙げたらキリがなさそうなので一旦省略。
小さい時から気難しくて繊細な子供だったと両親から言われ続けてきた僕が、繊細な人やHSP気質の人たちにとって有益な本を見つけたから軽く要約、解説していく。
繊細DNAを持っている人は一家に一冊この本を置いてみて欲しい。鬱や双極という爆弾をも抱え、HSP気質どころか圧倒的にHSPでしかない僕だからこそ、そういう人たちがちょっとでも前向きに生きられるように情熱を注ぎたい。
その一心で情報発信を始めてるから参考程度に見ていってくれると嬉しい。この本はボリュームがアメリカンサイズだから、本を読むのがめんどい人は僕の記事とYoutubeを定期的に見てくれたら本当に嬉しいし、胸がいっぱいになる。おっぱいだけに。
HSPは資産
この本の結論を自分なりに一言でまとめるなら、HSPという気質は資産だということ。筆者も生粋のHSPということだけあって、我ら繊細族に徹底的に寄り添った文章を書いてくれている。優しい。
あんな膨大な量の原稿を日々執筆していることがそもそも尊敬できるし、言葉がすんなり入ってきた。分泌家いや文筆家の人たちはやっぱりすげえ。
僕も30歳メドに自分の本を出したい。今こうしてパソコンをじっくりカタカタコトコトできていることは正直性に合っていると思っているし、何よりやってて楽しい。
何が言いたかったかっていうとこの本の著者は自分の気質、特性を活かして戦うべき土俵で戦って、然るべき結果を出しているってこと。
世の中の4/5は非繊細さんな訳だから、多数派である非繊細さんが生きやすくなるようにフィールドを展開している。戦いにくいその土俵で千辛万苦しながら仕事をしても、待っているのは希死念慮のみ。
ここからはHSPについて深掘りしていきつつ、HSPという資産を最大化する方法を本書から抽出して記す。
HSP
一応聞き馴染みがない人ももしかするといるかもしれないからまずは定義から。Highly Sensitive Person。非常に繊細な人。人口の1/5ぐらいいる。15%〜20%。
体感的にはもう少し少ない気がする。なぜなら日本人は周囲に合わせる価値観が馬鹿みたいに強いから、非繊細さんを装った繊細さんが多いと僕は見てる。
というか僕がそれだった。繊細さんが非繊細さんを装うのは、ジリジリとメンタルが病んでいくから可能な限りやめた方がいい。なんなら僕は不器用だったからか最終的に限界が来て、メンタルが死んだ。
本書にも、自分の殻を作って演じていると、その「殻」の部分が好きな人たちが寄ってくるし、その人たちは僕たち繊細族が本心から付き合っていきたい人ではない。疲弊するだけ。
殻を取っ払って個性を主張することで、自分と合わない人は自分の前から離れていく。その代わり気質、性格が本当に近しくて自分が付き合っていきたい人たちが寄ってくる。
的なことが書かれてた。これを僕はどう読み取ったかっていうと、自分が非繊細さんの殻を作ると同じように非繊細さんを装ってるけど実は繊細な人が、自分(あなた)に近づきにくい状況を作ってしまうと解釈した。
要するにこれこそが、HSP≒幻のポケモンみたいに、体感では人口の1/5もいないと思ってしまうカラクリではないのかと。
とりあえずもっとHSPを深掘りしていこうかしらねえ。
DOES D
DOESってのはHSPの人が持つ4つの特性。その頭文字。DはDepth of processing。処理の深さ。とにかく情報処理能力が深い。
確かに仕事では「よくそんなことまで考えるよね、疲れないの?」とか言われてた。(決してシゴデキではない)
いや、考えたくて考えてるわけではないんだ。。。脳が勝手に考えるんだ。小さい時はよく一点を見つめてる(考え事)って軽くイジられてた気がする。
どうやらHSPの人ほど、脳の島皮質って部分の働きが活発みたい。島皮質はまたの名を意識の座って呼ぶ。
身体の感覚→脳の経路を担当してるのが島皮質。HSPの人って五感が鋭い人が多いから、身体の内部と外部双方で起こってる出来事を人一倍強く意識できる=島皮質が活性化するのも納得だった。
DOES O
Oはoverstimulations。刺激に敏感。DOESの4つの特性の中で唯一ネガティブな特徴。例えば、騒がしい環境は苦手。繰り返しにはなるけどHSPは基本的に五感が鋭い。僕の場合は多分耳。
集中したいときはとにかく無音がいい。静かなカフェは大好きだけどうるさい人が入ってきたら席移動もしくは退店。両耳ノイズキャンセルのイヤホンすればいいやんって思う人の気持ちもわかる。
ただ両耳ノイズキャンセルでイヤホンをするのはなんか圧迫感があってこれまたしっくりこない。耳で呼吸なんてできっこないのに、両耳をノイズキャンセルするのは鼻と口を洗濯バサミとガムテープで塞がれているような感覚になる。
HSP気質の人は刺激過多だと普通の人と比べものにならないぐらい疲れる。ここは各々マイルールを作ってこう。本書でも自分の聖域(静かな環境)を大事にしてと書かれてる。
全く関係はないんだけど普通にこれもいい本だったので一応。
DOES E
Eはegg。あ間違った。じゃなくてemotional reactivity。情緒的反応。empathy。共感性も。情緒的反応は、ポジティブな出来事が起これば人より心から喜べるし、逆もまた然り。
共感性は、他人の感情を理解する能力がすこぶる高いだけじゃなくて、場合によってなんなら相手と同じように感じることさえできる。特殊能力だね。
確かに相手の視点で考えるの得意かも。大切にしている人たちの悲しい顔見たらどうしても気になってしまう。HSPの人は表情の機微を観察したり読み取ったりする能力が長けてるんじゃないかなと。
DOES S
Sはsensing the subtle。些細なことによく気が付く。これが最大の特徴。他人が見逃していることに平然と気付く。言葉のニュアンスの違い、微妙な意味の違いを読み取る能力がレベチ。
この性質は無限の可能性を秘めているらしい。神は細部に宿るって言葉があるけど、普通の人は一生懸命細かいところに気を配ってやっとって感じなのに、HSPは勝手に気が付く。勝ち組じゃん。
これは人によっては推測に過ぎない想像を自分の中だけで過度に膨らませたり、疑心暗鬼になりやすかったり、勘繰りやすかったり、弊害もあるんじゃないかなとも思ってる。
些細なことに人より気が付くのは僕自身仕事でもよく言われてた。「なんでそんな細かいことにいつも気が付くんですか?」
「知らないよーその代わりと言ってはなんだけど、夕方過ぎる頃にはめっちゃ疲れてるんだよ。飲みにいく元気なんてないよ」って感じ。
営業や交渉、提案などは相手を観察しながら細かな気付きを得て、プレゼンできるから僕は比較的得意だった。
でも好きかと言われたら、大量にMPを消費して精神的にすり減る感じが人一倍強い気がして体力的な問題で好きではないです。が僕なりの答え。
HSP自己診断テスト
DOESの理解も深めたところでHSP診断テスト開始。全23問。はいかいいえで。
- 周囲の些細なことによく気付く方だ
- 他人の機嫌に影響されちゃう
- 痛みにとても敏感だ
- 忙しい日はベッドや暗い部屋、もしくはプライバシーを確保できて刺激から解放される場所に引きこもりたくなる
- カフェインに対して敏感だ
- まぶしい光、強いにおい、あらい記事、あ、それは俺の記事か。もとい、あらい生地、近くから聞こえるサイレンなどにすぐ反応する
- 豊かで複雑な内面世界を持ってる
- 大きな音が苦手だ
- 芸術や音楽に心を大きく揺さぶられる
- 良心的だ
- すぐに驚く
- 短時間でたくさんやることがあると混乱する
- 誰かが居心地の悪さを感じていると、その理由を察して心地良くしてあげようと思うことが多い
- 一度にたくさんのことをやるように言われると困っちゃう
- 失敗や忘れ物をしないようにとても気を付けてる
- 普段から暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしてる
- 周囲で色々なことが起こると動揺しちゃう
- 極度の空腹によって強い反応が引き起こされ、集中力や気分がそがれる
- 環境の変化に動揺する
- 繊細な、あるいは良質なにおい、味、音、芸術作品を堪能する
- 動揺や混乱を引き起こすような状況を極力避けて生活してる
- 仕事で誰かと競ったり、評価されたりすると普段より緊張し動揺しちゃう
- 子供の頃、親や教師から繊細、あるいは内気だと思われてた
はいが12個以上ならおそらくHSP。ちなみに僕は23個中21個「はい」だった。診断テストはあくまでも、参考までに。
脳の2つのシステム
本を読んでいて一番心踊るというか衝撃が走るというか、ドーパミンが出るというかそういう内容に出会えたとき僕はとっても幸せな気分になる。むしろその快楽に浸るために本を読んでいるといっても過言じゃない。
麻薬みたいなもん。タバコやめられないだとかお酒やめられないとか。恋愛やめられないだとかギャンブルやめられないとか。SEXやめられないとかと同じ感覚。
全て依存経験アリだからこそ、本の依存は健康的だし資産性もあると信じてる。本って最高の家庭教師。(麻薬は流石に未経験だからね)
本の中で僕が一番興奮した内容が「脳の2つのシステム」の部分。行動の活性化システムと行動の抑制システムの2つの脳の働き。軽く説明すると
- 行動の活性化システムが強い人は、好奇心旺盛、大胆、飽き性、興奮しやすいなどが特徴(活性化/戦士システム)
- 行動の抑制システムが強い人は、慎重、警戒心が強い、危機回避能力のレベルが高いなどが特徴(一時停止チェック/助言者システム)
これのどこに興奮するかって話ではあるんだけどHSPは主に2パターンらしくて、そのパターンの型があまりにも自分に当てはまり過ぎていてドーパミンが出たんだ。①と②のパターンで書いていく。
①活性化システムは弱くて、抑制システムは平均的(やや強め)
復習しながら説明していくとこのタイプは好奇心↘︎、大胆さ↘︎、飽きやすさ↘︎、興奮↘︎、慎重さ↗︎、警戒心↗︎、危機回避能力↗︎ のようになる。
物静かで落ち着きがあって、シンプルな生活に満足してる傾向がある。かっこいい。僕が本当に大人になれたらこうなりたい。まじでかっこいい。
本書では、国や人を統べる王室の助言者を僧侶が務めているような状態と書かれてた。ちょっと何言ってるかサンドウィッチマン状態。
②活性化システムが強くて、抑制システムも強め
このタイプは好奇心旺盛だけど警戒心も強い、大胆で心配性、加えて飽き性。ぎゃああぁうわああぁ。これ僕に当てはまり過ぎてたんだ。みんなはどっち?
ちなみに書かれてなかったけど、活性化システムは強くて抑制システムが弱めな人はおそらくHSPというより普通に行動力があってアグレッシブなチャレンジャーっぽい人だと推測してる。
長所の部分は継続で歳を取っても、常に好奇心旺盛な子どものように立ち上がり続け挑戦する人間でいたい。僕好奇心旺盛だけど警戒心も強過ぎて、あんまり人を信用できない。大胆に行動できるのにめっちゃ心配性。
そして何事もなかったかのようにすぐ飽きる。②のタイプの人は、衝動的な戦士と冷静な助言者が常にせめぎ合ってるらしい。例えが秀逸すぎて脱帽。
「才能ある自分」をもう一度立て直す
ちなみに僕は才能なんてござらぬ。マジモンの凡人なので誤解しないで頂きたい。
でも一般的にHSPは才能ある人がかなり多いみたいだから、その中でも今はまだ燻ってる人たちに向けて、生きやすくなる上での大切な考え方、自分の育成の仕方を9個解説。
- 自分の行為じゃなくて、自分という存在を認める
- 成功したという結果じゃなくて、リスクを冒して新しいことを学んだ自分を褒める。これができれば失敗したときも対処できるようになる
- 自分と他人を比べない(なんか前の記事とYoutubeでも出てきたね)
- 才能ある仲間と交流する機会を持つ
- 予定を詰め込みすぎない。思索に耽る時間を持つように。
- 現実的な期待を持つ
- 才能を隠さない
- 自分の味方でいること。自分自身でいるための権利を主張する
- 自分の興味の幅が狭くても、広くても受け入れる
予定を詰め込まず思索に耽る時間って大事よねえ。やることがありすぎてスケジュールが埋まりまくってるとマジで萎える。
けど暇すぎるのも病む原因な気はするから、トレードオフではあるんだけど適度に熱中できることがあるかどうかが大切な気がする。
あとは前になんかの本で参考になった才能についての考え方も紹介しときたい。
- 才能という言葉は、自分に対しては使わない
- 才能という言葉は、憧れる他者に対して使われる
- 才能とは、一時的な能力の発揮じゃなくて、継続していることを指す
- 継続している人は、他者に対して「才能がない」とは言わない
- 才能がないって言葉は、未経験者しか使わない
特に1、2、3が意識してる考え方。参考にしてくれたらとても嬉しい。継続さえできれば、きっと出世できるさ。
天職
多くのHSPの天職はサービス業や芸術家って書かれてた。自営業や大きな組織内の独自部門で働くことも向いてる。
なぜなら芸術の世界、サービス業、自営業などは、時間の制約や刺激の調節、対応相手などの裁量権が基本自分の手にあるし、上司や同僚との面倒なやり取りもない。
だからこそ自分の仕事にただひたすらに深く没頭できるのは憧れるし、確かに天職だと思う。僕もそういう人生を、この手で掴み取りたい。
サービス業に関しても繊細に他人を思いやることができて、気を遣う能力が桁違いなわけだからそりゃ適性あるよね。
僕は大人数とわちゃわちゃ関わるのは好きじゃないけど1対1で色んな人を相手にするのはそんなに苦ではないしなんなら得意な感覚がある。みんなはどうかな。あとHSPの仕事の傾向としては、燃え尽きやすい。
心配性の完全主義者。あれもこれもやりたくなる。誰よりもストイック。心配性の完全主義者って言葉のセンス半端ない。パワーワード。
傾向から導き出される対策としては、多すぎるアイデアは早めに絞り込む。長時間労働をしない。燃え尽きて鬱になったことのある僕が今意識していることは、例えばこのブログでいうと
書きたくても書きたくてもアラームが鳴ったら辞める。長時間のやり過ぎ防止&バーンアウト対策。なぜなら継続こそが才能だから。あと一般的には過度なストレスや動揺を抱える仕事をしないこと。
昇進
HSPは上司に対して駆け引きを好まない。媚を売ることをしなかったり付き合いなども優先しなかったり。など。その結果誤解を招き、とっつきにくい一匹狼キャラ、傲慢な変わり者認定をされてしまう。
疑いの対象にもなりやすい。だからこそ気を付けよう。戦略を練ろうって本書には書かれてた。この内容も首がもげるほどの共感だった。人間関係ってだるい。だるくてもどうやらその戦略は練った方がいいらしい。
最悪の場合自分より能力が低い社員の代わりにあなたがクビになるよ?それは避けよう。自分の価値をわざわざアピールしたくなかったとしても(わかる)それをやらないと組織や上司が損害を被る。
定期的に自分の前向きな気持ち、どう貢献しているか、どうなりたいかなどを「わざわざ」伝えよう!
全くといっていいほど仕事に興味関心が無くて、エネルギーを注げない人へ。その場合は仮面を被りながら自分にとって本当に大事なこと、好きなことでお金を稼ぐ方法はないかを考えよう。
そして動いていこう。会社では昇進できなくても、人生での昇進には近付くんだから。
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コメント
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